MY STORY Vol.9 奥田ここ [ 料理家 ]

さまざまな分野でクリエイティビティを発揮する個性的な女性たちを応援する『MY STORY』プロジェクト。今回は料理家の奥田ここさんをクローズアップ。東京の食文化の大黒柱である築地市場をこよなく愛し、旬の食材をふんだんに使った和食やイタリアンなどの多彩な料理教室の主宰やレシピ提案、さまざまなメディアへの寄稿、ケータリングなど、国内外で幅広く活躍する“食”のプロフェッショナルです。今回は、彼女が仕入れに通う築地市場を舞台に、ユニークで真摯な食へのアプローチをご紹介します。

  • ヒップ ハリー ファイブ
    HIP HURRAY 5
    カラー: ターコイズ ドリーム
    価格: ¥5,940(税込)
  • イアカ エル リストレット
    IAKA L WRISTLET
    カラー: アーバン フラワー ブロック
    価格: ¥7,992(税込)
  • ニュー ショッパー エル
    NEW SHOPPER L
    カラー: ダズ グレー
    価格: ¥18,252(税込)

食の匠たちを癒し続ける創業120年の老舗喫茶店『愛養』

東京都内だけでなく関東近県も含む広大な供給圏を持ち、とくに水産物については世界最大級の取扱規模を誇る築地市場。そこへ仕入れに通う食のプロたちが食事や買い物をする店舗約140が軒を連ねるのが『魚がし横丁』で、奥田さんが必ず訪れる場所です。
なかでも、仕入れの後に毎回立ち寄る行きつけが喫茶店『愛養』。日本橋で創業後、約120年の長きにわたり、市場で働く人々の大切な憩いの場として市場とともに歩んできた築地が誇る老舗。奥田さんはここに10年以上通いつめ「まだまだひよっこですが……」と謙遜しながらも、たくましい食のベテランたちと交流を図りながら、食に関する視野や知識を広げ、スキルを磨いています。

この日は大親友である『服部金物店』の女将さんと朝活。風味豊かでコクのある大好きなコーヒーをふたりで味わいながら「先生、今日は何を買ったの?」と、旬の食材や料理の話が弾みます。「共通の知り合いも多く、出張などで顔を見せない日があると逆に心配されます(笑)。家族のように温かな関係が本当に心地よい空間です」。

水にも汚れにも強いトートをお供に、友人宅への手土産も築地で!

築地散策は奥田さんのライフワーク! 休日もつい築地へ足が向くそうで、仕事の合間を縫って市場近くの友人宅へ赴くときも、必ず築地で購入した手土産を携えます。
この日は『角山本店』でとろりとなめらかな生湯葉を購入! 崩さないよう大切に、丈夫なトートバッグに入れて持ち歩きます。「マチがしっかりあるので、デリケートな食材も形をキープしたまま運べます。
また、市場では水物の扱いが多く、服もバッグもとても汚れやすいので、撥水加工された丈夫な生地もうれしい。買い込みすぎて大荷物になってしまったときは、ロングストラップをつけて肩掛けに」。

「師」と仰ぐ築地市場に寄り添い、豊かな食文化をクリエイトしたい

外資系コンサルティング会社でバリキャリ街道を爆進されていた奥田さん。しかし「もともと食べる&飲むことが大好き!」で、食好きが高じ、在職中に懐石料理の許状を取得。さらにイタリア滞在を通じて家庭料理を学び、2007年に料理家として独立。
常に前向きで勤勉な姿勢は「自分と、一緒に暮らす大切な人たちのからだを作る食材や調味料のことをより深く知りたい!」という思いやりあふれるマインドから生まれる賜物。国内外の食材産地や市場を巡りながら、現地で得た知識や体験を教室やレシピ制作に生かし、料理や食材への関心を高めることをライフワークのひとつとしています。
「料理は科学。材料やプロセスなど、思いがけない組み合わせが生み出す新しい味を発見できるのがこの仕事の醍醐味」と、素材の味を大切にしながら無駄なく楽しく使い切る献立を提案し続ける奥田さんの根本にあるのが江戸料理。「約265年続いた平和な時代に、実に多彩な料理が次々と考案され、人々はそれを心ゆくまで楽しみました。その豊かな食文化を継承し、現代に伝え続けるのが築地市場。まだまだ学び足りないので、築地通いは止められません!」と顔をほころばせる彼女は、今日も築地で次なるプロジェクトに胸を踊らせています。

<撮影協力>
愛養
住所: 東京都中央区築地5-2-1 築地市場6号館
営業時間: 3:30~14:00(13:30ラストオーダー)
定休日: 日曜・祝日・休市日 電話:03-3541-2140

奥田ここ (Koko Okuda)

料理家。外資系コンサルティング会社に勤めるかたわら懐石料理を学び、イタリア留学を経て2007年講師免許を取得。築地市場を「師」と仰ぎ、旬の食材を中心とした料理教室やさまざまな食の企画に取り組んでいる。
Twitter: http://twitter.com/KokoOkuda/ Instagram: https://www.instagram.com/kokookuda/

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